訃報(椎名素夫氏:元衆議院。参議院議員)
酔愁 2007/03/24(土) 08:35

 椎名素夫氏が16日、肺炎で逝去された報が24日付朝刊で報じられました。

 享年76歳。故椎名悦三郎氏の二男として東京で誕生。1979年から、衆議院旧岩手2区から4期、参議院岩手選挙区から2期当選しました。

 椎名氏は、とかく批判にさらされやすい二世議員の良質な部分を体現した政治家でした。物理学者で米国、国際通として知られ、「しがらみ、利害関係を抜きにして総理大臣を選出したら」というアンケートで、総理大臣適性ナンバーワンと擬せられたこともありました。合掌。


銀座の啄木
酔愁 2007/03/21(水) 09:13

京橋の滝山町の
新聞社
灯ともすころのいそがしさかな

 銀座6丁目、並木通りの朝日ビルの前に啄木の歌碑があります。当時東京朝日新聞があった場所に、啄木没後60年、銀座の有志によって建てられたそうです。

 啄木は郷里の代用教員を追われたあと、北海道各地を家族を連れて放浪しましたが、結局東京に出てきます。明治42年、朝日新聞の編集長であった佐藤北江が盛岡出身であったこともあり、校正係として採用され、のちに朝日歌壇の選者にもなりますが、明治45年病をえて、亡くなります。

 小さい頃読んだ伝記の刷り込みもあり、啄木は貧窮のうちに亡くなったというイメージがありますが、これは半分正解でしょう。朝日新聞の社員が在籍したまま貧乏のどん底で窮死したということですから、これは普通であれば考えられませんね。啄木は天才にありがちな性格に問題あり、歌人としての才能はかわれても人間としては嫌われました。

 金田一京助博士の子息である春彦先生も、作品と人間は別と生前語っていました。妻子は半ば飢えさせても、自分は大島と敷島のタバコ(現在ならば、英国屋の仕立てスーツとハバナの葉巻といったところでしょうか)、天才的な借金魔ですから周囲はたまりません。歌碑の建立が没後60年ということは、啄木を直接知る者が全員物故して、名声のみが残った時間と一致します。

 もっともそれは啄木の作品の価値を落としめるものではありません。北は北海道から南は九州まで、日本一歌碑が多い歌人ですし、日本人の誰もがひとつやふたつ知って歌を知っている唯一の歌人でもあります。

 蛇足1:日本一有名で、ダントツに出版部数の多い詩人は宮沢賢治です。勿論歌人ナンバー1は啄木です。ブックオフで書棚を眺めていると、ナンバー1小説家の漱石や、賢治、啄木は意外と見当たりません。みんなしまいこんでいるのですね。逆に名前は控えますが、一棚いっぱいという作家もいます。愛着度がわかって面白いですね。

 蛇足2:啄木の歌碑がある並木通りの左筋向いに名店「空也最中」があります。小ぶりの最中10個入りが1000円ですが、漱石の「猫」にも登場する名品で、味たたずまいともにエクセレントです。土産などで持参すれば、わかる人にはセンスを絶賛されます。わからない人にはケチと思われますから相手をよく見極めてください。ただし、購入するためには、数日前に電話予約して、受け取りに足を運ばなくてはいけません。不精は人は無理ですね。


ばんからラーメン
酔愁 2007/03/13(火) 19:29

 世の中にはばんからファンという人種が存在し、ホームページやブログが多数存在している。その中では水高は有名校で、全く地縁のない西日本のばんからおたくが「みずこう」と正確にしゃべったりしている。

 そのばんからおたくの聖地のひとつが南池袋の「びっくりガード」の明治通り側にある「ばんからラーメン」だ。背脂きちきちの体育会大学生向けの店だ。「ばんからラーメン」は昔からあるが、ばんからが縁起がいいのか、現在は周囲に東京有数の有名店がしのぎを削っている。「光麺」「無敵家」「麺屋武蔵 二天」「ラーメン二郎」・・・・有名店巡りのついでに「ばんからラーメン」に顔を出すのも一興だろう。


水沢に過ぎたるものが三つあり(070304)
酔愁 2007/03/04(日) 08:55

 水沢(奥州市)程度の規模の地方都市には、その地独自の名物料理店(ex:隣県の稲庭うどんの「佐藤養助商店」)を除けば、大した料理店があるわけではない。ところが水沢には、過ぎたる店が三つある。

 

・ エルミタージュ(水沢区佐倉河字前田):フランス料理店の名店だ。前沢牛を最も上手に調理して出すディナーコースから、5000円程度の予算で東京の三ツ星レストランと互角かそれ以上の「おまかせコース」。なによりもランチが1000円でびっくりしたものが出る。スープ、前菜、メインディッシュ、デザート(シャーベットは逸品)のミニコースだ。最低限のマーナーに気をつければお昼は子供でもOKだ。

 

・ 銀蝶(水沢区東大通り):駅裏、徒歩1分にある味噌ラーメンの人気店。見た目黒すぎる色合いにびっくりするが、最後は全部スープまで飲んでしまうおいしさ。都会の洗練されたものとは違うが、ラーメンおたくが巡礼に訪れる店。先年、ご主人が亡くなり、息子さんが引き継いだようだが、その後行っていないので現在はどうか。テレビ「裸の大将放浪記」で全国に紹介。

 

・ 深見屋(水沢区新小路29):鳥唐揚のテイクアウト店。前の2店については、すでに仙台あたりまでは名前が轟いているが、深見屋は、水沢っ子の人気店。三店の中で唯一HPを開設して、お取り寄せもできるようになっているのが特徴。詳しくはHP参照だが、宅配便で取り寄せてもうまさが持続できる独自の製法がほどこされている。勿論出来立てを店先で購入するのがベストだ。水沢武家屋敷地域にあり、水沢小学校を出た、町中のOBならば、小遣いで買い食いしたり、親のお使いで買い物に行ったりしたはずだ。これを食べれば○タッ○ーはエサだ。

 

 以上、三店は、関東地区の同窓の方も、帰省のおり足を運べば、損をしないことを保障したい。勿論地元のOBで知らなかった人がいたら行ってみてください。


昭和37年卒同級会開催
安倍邦弘 2007/03/02(金) 11:59

昭和37年卒業生の同級会が開催されます。

期日:2007年4月15日(日)午後6時~16日(月) 会場:秋保温泉(宮城県) 「佐勘」飛天館 会費:3万円(2次会費用を含む) 申し込み締め切り:3月20日

連絡先:奥州みずさわ北ホテル 菱谷和榮(Tel. 0197-22-8888)

仙台駅西口からシャットルバス(11時、16時)が運行されていますが予約が必要です。 菱谷氏に連絡して下さい。