盛岡支部総会大活況(070713)

 本日、盛岡支部総会が賑やかに開催されました。校歌斉唱がケイタイを通じてライブで送られてきました。大盛り上がりでした。写真等のレポートがあるようですのでお楽しみにお願いします。

 また今晩はアジアカップ第二戦、日本はUAEに3-1で勝利、グループリーグ一位抜けに王手をかけました。千田善通訳は今回も大活躍。試合後のオシム監督のインタビューは本当に感心しました。オシム氏は言葉に多重の意味を込めるので通訳泣かせなはずなのですが、素晴らしい意訳です。いい仕事をしていますね。

さて明日は、甲子園予選岩手大会で水高登場です。午後花巻球場で一戸と対戦します。一戸は、我が母校の天敵の福岡をロールオーバーしようと強化しているようで、決して侮ることはできません。三回戦の事実上の一関一での準決勝のシート争いの盛岡大付属戦に勢いをつけたいものです。

Changed at 2007/07/14(土) 08:43
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盛岡支部会へ行こう(070711)

 本日、掲示板に水高同窓会盛岡支部の総会・懇親会のご案内がアップされました。

 参加人数は、関東支部>水沢本部≧盛岡支部 のようですが、OBの方は是非お誘い合せのうえ、ご出席ください。県庁やI銀行には、それぞれかなりの数のOBが在籍しているはずで、職場OBを含めると関東地区を凌駕する人数が盛岡市民になっているはずです。望郷の念にかきたてられるのは近すぎますが、出れば出たで楽しいものですよ。

2007/07/11(水) 21:53
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いやはや千田通訳の御難(070710)

 今朝起きたら、千田通訳は一躍有名人!?

 昨日のカタール戦の結果にオシム監督が激怒して、通訳が泣き出して半分も通訳できなかったという話です。本当にマスコミは恐ろしいですね。彼の経歴を見れば泣き出すことなんてあり得ない。ゲリラに捕まって斬首の場に引かれても泣き言なんて言わない筋金入りの人物ですからね。

 ただ、テレビでの印象は小柄でおとなしく、オシムがきれたらきっと逃げるか泣き出すだろうというファーストインプレッションはありますけど。

 しかし盛名にしても悪名にしても有名になってなんぼ!彼のホームページにある彼が本当に読んでもらいたい著作に陽が当たる千載一遇のチャンスと受け止めることができるかどうかですね。

 千田善さん、読んでますか。

 

2007/07/10(火) 22:51
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アジアカップ開幕:千田善氏(OB)大活躍(070709)

 サッカーのアジアカップが開幕しました。第一戦は、カタールと引き分ける残念な結果になりましたが、以前紹介しましたが、水高のOBが画面に映りまくりでした。

 オシム監督のヒゲの千田善通訳は水高サッカー部出身で、ユーゴ関係の日本の第一人者です。ユーゴ問題に関する著作多数で、翻訳が難しいオシム氏の通訳としては余人を持って替えがたい人材です。試合が膠着状態でしたのでベンチが映る機会が多く、皆さん認識できたと思います。

 サッカーおよびユーゴ問題に興味がある同窓の方は「千田善」と検索すると、氏のホームページが出てきます。お試しください。

2007/07/09(月) 22:06
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大学も変わっている(070708)

 過日用事があり、都内にある青葉工業会関東地区を訪問しました。青葉工業会とは、東北大学工学部の同窓会組織ですが、産学協同等で大学と密接に関係のある分、強固な同窓会組織です。

 そこで、各学科のパンフレット(というよりも紹介本)の説明を受けたのですがいやあ驚きました。教授や準教授が主宰する教室が紹介されているのですが、苗字が一文字の先生が多いのなんの、見たところ五人に一人はそうでした。東大をはじめとして理系の大学院における中国留学生のシェアが高く、彼等なしでは院が成り立たないという報道を目にしたことはありますがこれほどまでとは。確かに、理系の分野は、成果や能力が評価しやすい分野ですから、鎖国体制でなければ、外国人教員が増えるのは当然です。

 なんで日本の学生には理系(医学部は除く)の学部の人気はないのかは、よほど学問的興味がなければ、うなずく理由は何個もあげることが出来るのですが、これはあまりに勿体ない。管理人は文系の学生でしたが、文系の一学部の建物と、工学部・理学部の数ある学科のひとつの建物の大きさがイコールでした。建物の大きさで比較するあたらり、アバウトですが、これは本質をついています。文系の学生は、書籍は自己負担、大学のインフラは教室と図書館くらいなものです。かたや理系学生は、研究室や実験設備は、大学の備品と予算でまかないます。私立大学に行った方には申し訳ないのですが、同じ授業料であることをいぶかったものでした。

 「ゴラゴン桜」ではないのですが、東大に行くなら理系が絶対有利。そもそも理系を志望する高校生が激減しているうえ、理系は、東大理1や理2より合格が難しい学部は全国にあちこちあるわけで。

 ただ繰り返しますが、理系はしっかり勉強しないと卒業出来ないし、気のきいた民間企業は修士以上でなければ、専門的仕事はできないし、配属されるのは山の中の研究所だったりして、純粋文系の管理人には耐えがたいのですが。一方理系はしっかりと勉強できて、成果が目に見えて、繁華街に出没しにくいので、体にも財布にも優しいというメリットがあります。

 「掲示板」で紹介した同期のA君は、東工大工学博士、筑波大教授という経歴ですが、どこかで聞いたことはありませんか。そうもうほとんど忘れられていますが、ノーベル化学賞の白川博士と同じです。白川博士はあのように穏やかな方ですので、先生の受賞には学内もびっくりだったようです。東北大出身の田中さんは、8割方が大学院に進学する中、学部卒で就職して、ノーベル賞です。

 水高のSSHは、その意味で、理系への登竜門の前の、案内表示板としては、十分機能しているのではないかと、OBとしては信じ(たい)ているわけですが・・・・・

2007/07/08(日) 06:58
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セブンイレブン水沢出店!(070707)

 07年07月07日、東京では七夕ですが、どうも星空は見えそうにありません。

 ところで表題「セブンイレブン・・」ですが、いつのニュースかというと今週のニュースなんです。CVSの最大手のセブンイレブンが水沢に2店舗出店したというニュースです。そういえばローソンはありましたが、セブンはなかった。このコンビニの店長さんたち大丈夫でしょうか。CVSの出店は「ドミナント」という方式をとっており、全国各地に万遍なく店を出すのではなく、地域に集中豪雨的に出店する方法です。物流、マーケティング上有効なんですが、フランチャイズは同士討ちを強いられます。ラーメンなどは有名店の周りに出店することで相乗効果を発揮することはありますが、CVSは消耗戦ですね。

 地方や都会の下町などは、酒類法の改定で存続が危なくなった町の酒屋さんが争ってCVSのフランチャイジーになりますが、首吊りの足を引っ張るようなものです。20年くらい前までは、地域の金持ち、名士といわれた酒屋さんがコンビニの経営に失敗して夜逃げをする例はあとを絶ちません。これは能力や経営努力の欠如というよりは、カモにされている賭場の旦那という風情です。

 苫小牧の社長、ハケンの社長など悪役はぞろぞろいますが、実は、闇夜を歩けないのは、CVSチェーンの某社長や、ほとんど実態は高利貸しの渋谷の温泉の元締めの方なんですね。

2007/07/07(土) 10:38
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関東地区同窓会準備委員会開催(070704)

 昨日、丸の内新東京ビルで関東地区同窓会総会準備委員会がT運営委員長他6名の出席をもって開催されました。

 同窓会総会は11月10日(土)に大手町経団連会館で開催されます。

 式次第、進行についてはほぼ大枠が固まっており、今回は主に、「出席してよかった」をテーマとして話し合われました。

 案内状(9月下旬発送予定)の葉書から封書への切り替えによる情報の充実。懸案の正式なホームページの立ち上げ。OB情報、ふるさと情報等の情報トランスファー機能の拡充等についてアイディアを出し合いました。

 関東地区在住の同窓は、リタイアされた方はともかく20〜40代の年代は転勤により住所が転々とするため、案内状が送付不能か宛先不明による返却が多数あります。それを補う意味ではホームページの存在は重要で、この非公式サイトも「情報BOX」として多少役には立っているわけです。

 今後も折にふれ同窓会総会サイトに情報をアップしますので、同窓の方へ、このサイトの存在を教えてあげてください。

 

2007/07/04(水) 21:05
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インターミッション(070627)

 最近このサイトに辿りついたOBの方にご案内です。

 「関連サイト」がありますが、このサイトは水高OBの方のサイトです。「じじい」となっていますが、団塊以降の世代の方です。

 アマチュアながらくろうとはだしの作品をご堪能ください。

2007/06/27(水) 21:57
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女の顔も履歴書(070617)

 かつて評論家の大宅荘一が「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」という名言を発しました。今の人間が言ったらセクハラにとられるかもしれませんが。

 日曜の午前テレビを見ていると、シンガーソングライターの尾崎亜美の半生が本人出演で放送されていました。尾崎亜美は、あの「オリビアを聴きながら」をはじめとして数々の名曲を生み出しましたが、デビュー当時は、揶揄の対象になっていました。なにしろ二十歳そこそこで、当時の美人の代名詞、小林麻美や、女子高生の憧れの杏里に楽曲を提供するという先端ぶり。ところが本人は出てこない(メジャーなテレビにという意味)。なんか覆面歌手といったイメージでした。

 そして、何かの拍子に雑誌のグラビアを見たときの衝撃度は、「あなた」の小林明子に匹敵しました。本人もコンサートでカーテンが上がると、今の言葉でいうと観客が「ドンビキ」したと言っています。ところが今見ると、年齢は五十歳なのですが、話す内容、表情、雰囲気、すべてに非常に魅力的です。やはりこれまでの生き方が顔に出ているのかと、女の顔も履歴書だとあらためて納得した次第です。

 水高を卒業して、大学入学のため水沢を離れた時、あるいは東京の企業に就職した時、美醜はともかく、かなり顔は引き締まっていたはずなのですが、齢重ねて幾星霜、面白い仕事もし、都会にもなじみましたが、顔がどうなっているか、鏡を見てみましょうか。

2007/06/17(日) 16:50
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「めしのはんだ屋」水沢進出(070616)

 地元情報を検索していたところ、「めしのはんだ屋」水沢進出という情報がありました。仙台で学生生活をおくったOBは、懐かしいのではないでしょうか。

 カフェテリア方式の飯屋なんですがとにかく安くてボリュームがたっぷり。男子学生とガテン系に支持された店でした。店内にはご飯の札があり「小、中、大」とあり、「小、中」には値段がついているのですが、「大」には「食えません」と出ています。小は丼一杯、中は、丼にもうひとつの丼のご飯が重ねてあります。どうしても頼んだ友人がいたのですが、出てきたのが洗面器いっぱいのご飯でした。持ち帰りのおにぎりを三個頼んだら、赤ん坊の頭くらいのおにぎりを出されて往生した思い出もあります。コーヒーは薬缶から丼にそそいでいました。味に関しては、とてもとても・・・・

 水高時代の先輩が、二浪して東北大学の医学部に入学しました。親からの仕送りはなしで、夜警をしながら、二年間、三食はんだ屋を通しました。三食はんだ屋は、もう神の領域です。それだけでこの先輩を尊敬します。

 そのはんだ屋が水沢に出るということですからさてどうなることやら。

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2007/06/16(土) 11:46


祝一関一高東北大会優勝(070612)

 高校野球春季東北大会は、一関一高が青森山田高校を5-0で撃破して優勝しました。岩手の公立高校では昭和46年以来といいますから、歴史的快挙です。留学生の力をそがれると結構インテリジェンスが通用するということで、関高関東地区同窓会のみなさん?おめでとう!

 ところで、今月、「じょっぱり魂」という本が出版されました。盛岡商業サッカー部と齋藤監督のドキュメンントで、地元ではすでにベストセラーに名前を連ねています。当日国立で快挙をライブで見た者にとっては感動が甦ります。奥州地方出身者には、決勝後半決定的な働きをしたスーパーサブの大山君(江刺一中出身)に思い入れがあると思いますが、なぜ大山君が盛商サッカー部の門をたたいたかというエピソードも載っています。

 東京では手に入れにくいかもしれませんが、是非読んでみてください。

2007/06/12(火) 21:17
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野球どうでもいいニュース(070610)

 水高にとってはどうでもいいニュースなんですが、現在秋田で高校野球春季東北大会が開催されています。

 実際、勝ち上がったところで、秋季大会と違い、甲子園へのパスポートをもらえるわけではないんですが、気になります。そこで一関一高は2回戦、光星学院(青森)、準々決勝、秋田商業(秋田)、準決勝学法石川(福島)を撃破して、明日、青森山田(青森)との決勝に臨むことになりました。

 今回の東京六大学戦をみてもやはり野球は盛り上がります。一関一高がちょっと羨ましいではないですか。まあどうでもいい話でした。

2007/06/10(日) 16:48
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6月はサラリーマンが怒る(070608)

 水高の関東地区の同窓生は一部を除けば、現役かOBのサラリーマンだと思います。今月の給料明細は大変なことになっています。今月から住民税の10%一律課税がスタートするんです。つまり標準世帯では給料の10%が住民税に持っていかれるわけです。実は1月所得税の先行減税が行われているのですがそんなことは全然覚えていないわけで、手取り給料の金額が大幅に減って愕然とするはずです。

 格差社会の勝ち組(年収1500万以上)かワーキングプアは関係ありません。大多数が占める層が直撃されるわけで、年金問題がクローズアップされなくても来月の選挙の帰趨は決まっているわけですね。

2007/06/08(金) 22:43
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「水沢リーグ」東北大会制覇!(070607)

 2.3日行われた日本リトルリーグ東北大会に岩手第一代表として出場した「水沢リーグ」が見事優勝して8月全国大会に進出しました。決勝は19-2の圧勝です。

 水沢は本当は野球が強いんです。市内の3中学校はすべて県大会で優勝していますし、東北大会で優勝したところもあります。

 リトルリーグとはつまり、硬球を使用した野球リーグで、リトルが盛んな関西が野球で優位に立っている一番の理由でもあり、野球留学のインキュベーターでもあります。

 つまるところ野球の早期英才教育で、是非はともかく、水沢が東北を制覇したということは・・・・あと2.3年、いい夢を見させてくれそうです。

2007/06/07(木) 20:55
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千田善さん大活躍(070605)

 本日はキリンカップの対コロンビア戦があるため出張先の諏訪から急いで帰京、テレビ桟敷に陣取りました。

 試合の感想はともかく、ここは水高の同窓会サイトなのでOBの千田善通訳に関してコメント。オシム氏が日本代表に就任した時、何人かの通訳候補から勝ち残ったのが千田氏でした。オシム氏のコメントは難解なので、通訳は難しい(政治や民族やバルカンやユーゴスラビアに関する理解度がないととうてい無理)。そこに、日本のユーゴ問題の第一人者で水高サッカー部OBの千田氏がいたのですからこれは天の配剤でした。

 ただ千田氏はシャイなため、大声も発しないし、喜怒哀楽を表現することもないので、そのあたり物足りないという人もいます。そこに「世界大声選手権」というものがあれば、有力は金メダル候補である大熊コーチがいるので、オシム→千田善→大熊という流れで、ピッチにオシムの指示が届きます。試合もあることながら、ベンチの動向を楽しんだ、キリンカップでした。

2007/06/05(火) 21:44
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事務局打ち合わせ開催(070603)

 週末、来る11月の関東地区総会に向けて、事務局の集まりが持たれました。管理人は所用のため欠席しましたので、リリース事項がありましたら、確認のうえ、このHPにアップしたいと思います。

 この休みは、久方ぶりに東京六大学の早慶戦が世間の注目を浴びています。いわゆる佑ちゃん効果という現象で、入場券がネットで定価の10倍で取引されていると聞いています。私立大学学生は、学業以外に、このようなイベントに応援団としての当事者として参加できるのは大変意義深いものです。卒業してからも、いい思い出になるでしょうし、数十年経過しても母校への帰属意識も残るでしょう。

 で、OBの実態的組織は同窓会ということになりますが、私学の雄、早慶では、ありようが随分異なります。というか慶応のOB組織である三田会の存在が際立っています。高校にしても大学にしても、同窓とは「同じ釜の飯」とほとんど同義語で、横のつながりが非常に強いわけです。水高でも還暦を過ぎたある年次は、今でも数十人が集い、泊りがけの温泉旅行などをしているようです。年次が違うと、やはり同窓意識は希薄にならざるをえません。まあそれがどこも普通なのでしょうが。

 ところが三田会は、年次、地域、職場、あらゆるところに存在し、それが機能しているようで、八戸あたりで三田会を開催しても二桁の人数が集うようで、なんでそんなに堅固な集まりなのか、部外者としては理解しがたい部分がありますが、同窓会の運営を考えると、研究の余地がありそうです。

2007/06/03(日) 17:02
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「つもり十カ条」(070602)

 過日の読売新聞で「つもり十カ条」と題したコラムがあり、まさに自分の心に中を覗かれたようで居心地が悪くなりましたが、コメント抜きで紹介します。

・ 高いつもりで低い教養

・ 低いつもりで高い気位

・ 深いつもりで浅い知識

・ 浅いつもりで深い欲望

・ 厚いつもりで薄い人情

・ 薄いつもりで厚い面皮

・ 強いつもりで弱い根性

・ 弱いつもりで強い自我

・ 多いつもりで少ない分別

・ 少いつもりで多い無駄

2007/06/02(土) 05:40
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どうでもいい情報(070530)

 水高関東地区同窓会としてはどうでもいい話ですが、春季高校野球県大会は一関一高が連覇したようです。少しうらやましいか。

 その一関一高が数年後中学を併設することになるという話はすでに紹介しましたが、先頃準備委員会が開催されたと新聞で報じられていますが、記事の内容が想定外なので少々驚いた次第です。中学からの選抜の是非とか、中心生徒が抜ける事態への対応とかが予想されましたが、第一は、3クラスの中学の出現で、地元の中学の生徒のバランスが崩れるというのが大問題だそうで。

 やはり首都圏とは2〜30年時間軸がすれているというのが偽らざる感想です。

Changed at 2007/05/30(水) 21:57
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春季高校野球(070529)

 あまり興味はないかもしれませんが、春季高校野球大会は一関一高が優勝ということらしいですね。特待生が出られない状況を考えればまずは妥当といえるかもしれませんね。

 それはともかく、色々ご意見はおありでしょうが、第一ランド休み。こんどこそおもいきいがよくないのは慎まねばMY ネ

2007/05/29(火) 23:43
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暴論2:国立大学医学部はお礼奉公わくを設けよ(070527)

 現在医師不足(偏在?)は深刻な問題になっているようです。実際水沢でも胆沢病院から産科医師がいなくなり、市中には清○産婦人科と小○産婦人科のみが残ることになりました。過日帰省した折、メイプルの前で現状打開の署名活動が行われていました。20年くらい前には将来の医師過剰が叫ばれ、医師免許のもったタクシー運転手が出現するなんていわれましたが、事態は違う方向に向かったようです。しかしながら、人口あたりの医師数は増加しているので、これは不足ではなく偏在ということなのでしょう。

 ここで昨日に続いて暴論を一席。「国立大学医学部卒業生には一定のわくで入試段階でお礼奉公わくを設けよ!」。お礼奉公を前提とした自治医科大学や、岩手医大の県の奨学わくはすでにありますが、これを制度化したらどいうかというものです。具体的には、医学部の定員が100名として、30名は設置県で、10年勤務医をすることを入学の条件にする。20名は学生が選択した県(たとえば出身県)を選択するという制度です。そして授業料は現在の年間50万程度から月謝1万程度に大幅に安くする。

 この暴論はどこから出たかというと、大きくは二つあります。まず第一に、医師の養成には多大の金がかかるということです。それは私立大学の費用を見れば一目瞭然であり、税金でそれをまかなうのなら、利益の給付者は享受者に対して、それなりの見返りを要求しても当然であることです。そして第二は、医学部に偏差値秀才がそんなに集結する必要があるかということです。医学は人の命に関わる学問ですから当然ハイレベルな能力は必要とされるものの、大半がなるであろう臨床医は、それと同様かそれ以上に人間としての質が必要であるべきです。アメリカあたりで医学部は学士入学が多いというのもそのあたりに理由がありそうです。医学部は国立大学行政法人で、制度は地方自治体ですので、実際にはそのあたりの整合性を検討することは必要ですが。

 ただいま「お礼奉公入学わく」を50%に仮設定しましたが、これは限りなく100%に近づけてもいいはずです。たまたま成績が良いがため、本当は物理や宇宙工学を勉強したいのに、偏差値だけで医学部を選択する者が多いとききます。本当に頭のいい人は物理や数学に進むというのは幻想なんですね。今回この制度を適用すると、偏差値のみで医学部に行く生徒が激減し、優秀な頭脳が他の学問の分野に分散されます。一方、本当にやる気があるのに、試験秀才連中に入学を阻まれていた層が救われることになります。特に設置県わくを広げれば、勉強レベルで都会に負けてしまう田舎の原石が拾われることになります。そうなれば今回のような医師不足問題は解消することになると思います。

 医師という仕事は決して楽ではありません。現場は、3Kですし、勤務先は、僻地ということもあり得ます。社会的に尊敬されて高待遇ということも一面の事実ですが、ある種の使命感がなければやっていけない仕事でしょう。

 「ドクターコトー」はほとんどおとぎ話であるというのはつらい。ドクターコトーは生まれるのではなく産ますんです。

Changed at 2007/05/27(日) 18:01